AED CU-SP1は安い値段の価格帯だが、過剰評価は禁物
AEDの実情についての紹介です。
最近のデータが有りました。
平成25年の消防白書のデータですが、救急車で運ばれた人の総人数は約530万人で、その中で約13万人が心停止との事です。
意外な事実は心停止者13万人のうち約半数は応急手当がされていないかったとと言う。
情報によれば、心停止者へ適切な応急がされた場合に約6%の人が助かるとのデータもあり、心停止者13万人全員に手当が出来ていたとすると約8千人が救われた事になります。
更に深堀をした見解もありました。
心臓が要因による心停止(心原性)や約7万件で、偶然その近くに居合わせたヶ-スが約2万4千件。
そして2万4千件の内半数が心肺蘇生の救命処置が行われ千7百件というデータも紹介されていていました。
救命処置、特に心原性の場合は早い対応が、高い効果が有ります。
またAEDを必要としている心停止者へ、AEDによる対応した結果900人に対し360人が生存していると言うデータより計算すると
360/900人=40%の生存率になります。
AEDはこのように有効であると見えますが、残り60%は残念な結果でもあり完全ではありません。
しかし生存率を上げる(社会復帰できるレベルまで)可能性があると言う事も見受けられます。
今はAEDは安い値段の価格になりCU-SP1を筆頭に拡大はしていますが、ただ期待以上の過剰評価は禁物かもしれませんね。